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Seminer

糖質オフとクレンズで心と体に“笑顔”

Doctor's Column2022.5

精神的なストレスや体調の悪さをきっかけに正常分子栄養学を学び始めたMさんは「体に必要な栄養が全く摂れていない」ことに、まずカルチャーショックを覚えます。パン好きで、飲み物は主としてスポーツ系飲料水。緑茶や野菜の煮物が好きでときどき摂ることはありましたが、タンパク質や脂肪、ビタミン、ミネラルといった体に必要な栄養素を意識しない、糖質中心の食生活を送っていました。

そこでMさんは、自ら「ジュースクレンズ」プログラムに参加します。約1ヶ月かけて食事から糖質を抜いていく内容で、それで体を慣らしたあと、最後の3日間で完全に固形物を抜く断食生活を送ります。その間、代謝を改善し栄養を循環させるために水、ボタラボグリーン、オメガミネラル、ナチュレオ(ココナッツオイル)を摂りました。

成果は上々で、Mさんは「3日間でさらに体重が3kg減り、常に感じていた頭痛がおさまった」といいます。もともと手首の内側の皮膚の痒みや頭痛、体のだるさを訴えていましたが、その頃には手の炎症も徐々に消えていき「頭がいつもすっきりした状態」になったと振り返ります。

糖質を制限すると「頭が冴えるような印象」を持つ人は少なくありません。ここからMさんは、大好きだったパン生活をやめ、1年間糖質オフを目標にさらに健康状態の改善をめざします。そしてボタラボグリーンに加え、ボタラボキャロット、レッドビーツ、ミネラル77を、ほぼ毎日1~2杯補給するようになっていきます。

前号でも触れましたが、Mさんは病気の母親を介護する生活を送っており、精神的なストレスも抱えていました。しかし栄養状態が良くなっていくと、不思議なことに心の状態にもプラスの変化が現われはじめます。

初めの頃は、介護疲れで気分がすぐれない日も多かったですが、「自分でも気づかないうちに、笑顔や優しい言葉をかけられるようになった」そうです。

こうしてほぼ2年間かけて体質転換を図ったMさんですが、調子がいいと思って栄養補給をやめると体調を崩すこともあったことから、2019年4月から「ボタラボ 温熱」にも週一回通い始めます。正常分子栄養学で「栄養を摂るだけでなく身体が冷えていると代謝がうまくいかない場合がある」と学んだようで、Mさんはボタラボ温熱を受けるたびに「2、3日体がポカポカして良い時の状態に戻りました」と喜んでいます。

Mさんのパン抜き生活は、今も続いています。病気や体の不調は、食事や栄養に起因するものが少なくありません。皆さんも是非、食生活を見直し、体に必要な栄養をバランスよく摂取することを心がけてみてはいかがでしょうか。

私の栄養スイッチ 2022年5月号PDF