
一年の締めくくり、そして新しい年の始まり。この季節は「お疲れさま」「あけましておめでとう」の乾杯が続き、気づけばお腹まわりがふっくら! なんて経験、誰しもあるのではないでしょうか。今回は、知っておくだけで年末年始の体型維持がぐっとラクになる方法をご紹介します。
脂っこいものを食べると太ると思っていませんか?実は、体脂肪を増やす最大の原因は糖質の摂りすぎです。糖質は体内でブドウ糖に変わり、血糖値を急上昇させます。すると、インスリンというホルモンが分泌され、血糖を脂肪として蓄えるように指令を出します。「ケーキは小さければOK」「揚げ物は太るけどお寿司ならまだ大丈夫そう」は危険信号! “糖質の落とし穴” にハマりやすいのが年末年始です。
数年前から「食べる順番ダイエット」が流行ったのは記憶に新しいのではないでしょうか.食べるものは変えずに食べる順番を変えようというもので、まず野菜から先に食べることで血糖値の上昇を抑え、 インスリン分泌を必要最小限にとどめて太りにくくしようという考え方です。これは厚生労働省が5年ごとに出している『日本人の食事摂取基準2020年版』でにも記載されました。
ところがその最新版『日本人の食事摂取基準2025年版』では、野菜を先に食べることに関する記述が削除されたのです。厚生労働省はその削除について明確な理由を発表していませんが、北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟医師著『脂質起動』によると、血糖値上昇を予防するのは野菜ではなく脂質だったのではないか、つまり野菜にかけたドレッシング(脂質)の働用によって血糖値の上昇を抑えていた可能性が高い。またタンパク質にも脂質と同様の効果がある、と示されています。そのため食べる順番は、最初に脂質やタンパク質を、最後に糖質とすることをおすすめします。
お正月太りを毎年繰り返しているようなら、栄養バランスを見直すチャンス。糖質中心の食生活に傾いていないか、ミネラルやタンパク質が不足していないかを振り返るきっかけにしましょう。そして2026年も健康に過ごせるよう、脂質ファーストの食べ方で血糖値上昇をおさえることにも、ぜひ取り組んでみてください。